おっさんアラサー女の欲まみれの戯言集

見た目はキラキラ女子、中身はおっさんのアラサー女のゆきびっちがアート以外のことを語るサブブログになります。

アラサーの男子が本気で選別した最高の漫画たちを挙げていく。

こんにちは、ゆきびっちです。

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今更ながら宮部みゆきの「模倣犯」にはまっています。おかげさまで出不精になり、2キロ太りました。こんちくしょう。

 

最近、兄貴が実家から出るということで10数年溜めてきた漫画や小説を処分するとのこと。

そこで私のお気に入りだった漫画をサルベージするべく、実家に帰って参りました。

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この多さよ。

 

ちなみに漫画だけでこれくらいで、あと3箱くらい小説関連がありました。

 

どうやら兄貴は一部新居に持っていくもの、実家に残しておくものを選別したらしく。

そこで、オーバー30の男性が選ぶ「これは残さなければいけない漫画」というのを兄貴に秘密で勝手にピックアップしました。

 

 

<「これがあれば俺は生きていける」と名言を残し、

新居にまで持っていった漫画>

 

スラムダンク井上雄彦

まだご存知でないだろう生まれてまもない平成出身の方にはご説明を。

赤いリーゼントの桜木花道。中学時代は喧嘩に明け暮れたヤンキーだが、性根は一人の女の子に夢中になってしまうような純粋な高校一年生。

中学時代最後、記念すべき50回目にフラれた女の子に傷心だった彼は、4月に、バスケ好きの女の子・赤木晴子に恋してしまいます。

彼女に認めてもらいたく、思い切って高校バスケ部の門戸を叩きますが…

 

敢えて導入部分だけを少女漫画風な出だしで書いてみましたが笑

本当にまだ読んでない人はその人生を恥じて、滝に打たれて、一日精神と時の部屋スラムダンクと一緒に引きこもればいいと思う。

3ループは軽くするでしょう。

 

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もう既に30ループくらいしている方には、これはもう言わずもがなという感じですが。

スラムダンク」は我々アラサーにとってバイブルといっても過言ではありません。

小学校低学年のときにスタートし、このスラムダンクの影響なのか分かりませんが、バスケの神様 マイケル・ジョーダンの全盛期ということもあり、日本でも本場アメリカのプロバスケリーグのNBAが人気でした。

 

私の5個上の従兄から譲り受けたスラムダンクを兄貴と一緒に貪るように読み、バスケにとりこになっていった私たち兄妹。

兄貴は小学校から高校までバスケ部で、三井のようなガードに。

私は、高校は男子バスケ部のマネージャー、大学は赤木のようなセンターとしてゴリゴリしておりました。

まぁ、私の場合はホワイトブッダもさじを投げるくらいの持ち前の運動力のなさにコーチを泣かせてばかりいましたが。

 

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名言を一つ言ってもらえれば、どの試合のどのシーンで誰が言ったかというところまである程度は言うことができます。我ながらキモイ特技です。

 

 

あしたのジョーちばてつや

 

妹的には「それを持って行ったのか・・・」という感じでしたが、確かに大学時代に兄貴がはまったときに、何度も「俺にパンチを打ってこい」と言われたのを覚えています。

うざいくらいに、毎日言われたなぁ・・・。

そんな過去があるために、先日行ったムエタイの試合でもカウンター攻撃に対してはすぐ反応できるくらいの動体視力はつきました。

 

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ちなみにストーリーをご説明すると

東京下町のドヤ街で悪ガキたちとチンピラまがいの悪さをしていた矢吹丈。とある乱闘さわぎで、現場を見ていた小汚いおっさん、元プロ・ボクサーの丹下段平は、丈にボクサーとしての天性の才能を見出します。

丹下に反抗しながらも、野生のような闘争心を暴発させ、ボクサーとしての力を伸ばしていく中、永遠のライバル・力石徹との出会いを果たします。

 

どこがいいって丹下のおっさんがいい。

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一人に対してお母さんみたいにオロオロしたり、お父さんみたいに厳しく叱りつけたり、溢れんばかりの愛情をもって接している感じがたまらなくいい。

こんな人が今の世の中にいるだろうか。

そして本当にどうしようもないチンピラだった丈に戸惑いながらも信じ、またその才能に気付いた自分の感性も信じるきることは、今私にできるかといったら正直できません。

情報過多ではなく、まだアナログな時代だったからこそ見えてくる、人という存在、関係。

そんな丹下一人を見てとっても、今の時代だからこそ読んだほうがいいと思える作品です。

 

 

<これは残しておきたい、自分の子供にも読ませたい「永久保存版」の漫画>

私たちアラサーの小・中・高の時代に深く刻まれた漫画たち。

 

行け!稲中卓球部古谷実

書き始めた当時、作者の古谷実自身も中学生だか高校生だかだったというのも納得のやりたい放題のおバカたちがこぞって出る漫画。

中学生ならではのコンプレックスや感性がありありと表現されています。

あー読み返したい。バカ笑いしたい。

 

ジョジョの奇妙な冒険 3~5部」荒木飛呂彦

 小学校だった当時は実は読んでいませんでした。あ、四部は読んでたなぁ。大学生になって一気読みした作品。

独特な世界観とキャラクターは漫画の域を超えてしまっています。

最近だとSPURの表紙を飾ったり、GUCCIとコラボでウィンドウを飾ったりとその感性は現代のカルチャーにしっかり根を下ろしています。

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吉良吉彰はやっぱり最強にして最高。そして奴の存在こそアートだ。

 

ドラゴンボール鳥山明

 

少年漫画の金字塔。

土曜日夜7時のアニメは必ず見てました!

あのフリーザと悟空のにらみ合いのシーンで一回の半分が終わるなんて子供ながらに制作側の理不尽さに悩まされていました。そんな少年少女の生活に爪痕を残した作品。

鳥山明先生ならではの、あっけらかんとしたえっちな描写は小学生低学年でもどきどきしました。私のエロの原点はここかもしれない。

改めて大学生のときに読み返したら、結構変態な表現だったんだなと気付くという。

がんがん敵を殺しまくりつつも、そんなに残虐性を感じないのはやっぱり鳥山先生ならではの描写故かもしれない。

家が広くなってしっかりとした書庫を作ったら必ず改訂版を買って鳥山明先生の印税に貢献します!!そしてちゃんと次世代につなげます。

 

AKIRA大友克洋

 

金田あああああああ!!!!!

このアニメ作品を見られた皆さん、一回はこんな風に友達と叫んだんじゃないでしょうか。

小学生のときに親父がアニメ映画を借りてきて、家族4人で食い入るように見たAKIRA

そういえば家族とは「童夢」や「GHOST IN THE SHELL」(攻殻機動隊)を見たりしていたので、しっかりアニメや漫画好きは親父の血をしっかり受け継いでいるんだなと今更ながら思いました。

1コマ1コマがアート作品のような大友克洋先生の漫画。ちょっと読むのに疲れますが、日本が誇る作品には間違いないです。

とはいいつつも、私そういえばあんまり内容を覚えていないので、もう一回実家に戻って読み直します。ごめんなさい。

 

風の谷のナウシカ宮崎駿

 

ジブリの長編アニメ映画の二作目の原作。

実はこちら、大学時代にあげた私から兄貴への誕生日プレゼント。なので、保存用の箱に入っていてちょっとにんまりしてしまいました。

これを読んでしまうとアニメのナウシカを物足りなく感じます。

というか、アニメのストーリーを一回頭の中から捨てて、臨んだほうがいい作品です。

それくらいにナウシカの精神的な世界を深く掘り下げていて、もしかしたら人によっては「重い」と感じてしまうかもしれません。大人向きの漫画。

 

ちなみに疲れたので挙げていませんが、手塚治先生の「ブラックジャック」もランクインです。

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この作品も大体のストーリーを空で言えるはず。一番読んでいてずしりときたものは、荒くれ者のシャチを手当するブラックジャックの若い時の話です。

ブラックジャックは、個人的に「もし二次元と結婚できるならばこの人がいい」のランキング第一位。あ、ピノコが邪魔だ。

 

 さてはてアラサーの皆様、御納得いただけたでしょうか?

 

どの漫画にも言えるのが、面白いくらいにキャラクターがそれぞれ立っていること、
あとは稲中みたいに仲良いのにすーぐ裏切ったり喧嘩したり笑
はたまたブラック・ジャックドクター・キリコみたいに憎しみを超えて互いの立場を理解し合ってるようなくされ縁になっているようなキャラクター同士の人間関係図が魅力的です。

 

今日の敵が明日の友ならぬ、 今日の友が明日の敵ともなるような。

なんか変にべたべた表面上で付き合ってるよりも、すごく健全な関係のような気がします。

それが、連載していたときにリアルに読んでいたとき、また過去の名作を読み返したとき、どちらにも同じ新鮮な憧れを感じられました。
私にはそんな仲間というかくされ縁ができたのかしら?
思い返してみても、酒をただ笑いながら飲み明かして、記憶にも残らないような会話しかしてない友人しか思い浮かばないけれども笑

 

そんな貴重な友人たちの存在を、次世代の人たちにも、漫画を通して改めて気付いてもらいたいし、築き上げてほしいなぁと老婆心ながら思いました。

 

今回は兄貴チョイスなので少年漫画が中心となりましたが、そういえば私のほうでもサルベージしたのは「レベルE」と「ドリフターズ」で、少女漫画は一切ありませんでした。

(そもそも私も余り持っていないという…)

 

ということで、今回の反響があれば少女漫画に特化したものや、今回サルベージされなかった作品もあげたいと思います。

 

あ、ちなみに「進撃の巨人」は親父が持っていきました。ずっと読みたかったんだろうなぁ。

 

それではまた♪

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