<旅シリーズ>番外編:調子に乗ったアラサーがひけらかす海外でのモテ話
こんにちは、ゆきびっちです。
海外旅行に向けての準備を色々語ってきましたが、今回は渡航先で起こった色々について話したいと思います。
旅先では文字通り色々あるものです。特に異性の方々と。
<共同運航便にはびこるナンパなキャビンアテンダント>
共同運航便などでよく海外の航空会社を使用しますが、外国人の男性のCAの場合、声をかけてくる率が高いです。
その中でもベスト1エピソードがこちら。
<必ず飲み物を二杯ずつくれたエティハド航空>
仕事場の先輩たちとパリに出張するときに、エティハド航空からアブダビ空港経由で行ったときの話。
いくら職場の同僚同士仲がいいとはいえ、さすがに10時間以上隣の席だとお互い気を遣ってしまうために、前後席で予約。
フライト直後、飲み物のサーブにきた男性のCA。
その彼が今回の話の主役ですが、どうやら私をお気に召してくれたらしく、
「なんて君は美しいんだ!!こんなにキレイな人は初めてだよ!」
と劇中の王子のように声高らかに褒めちぎってくれる。
ここまでされると嬉しいはうれしいのですが、深夜便でこちらは仕事を終えてからの出発だったので、疲れて彼のテンションにはついていけず笑
しかも、女性3人の出張だったので、なんというか、一人だけ褒められても正直気まずくなるだけで。
例えその先輩方が変なことを思うような人々ではないとはいえ、ちょっと肩身が狭くなってしまう私。
私のそのテンションの低さにも負けず、こちらが呼び出しのボタンを押すと、
「ぼくのスウィートハート!君はなにがほしいんだい?!」
と例の彼が張り切ってダッシュでやってくる始末。
そしていらないのに、頼んだ飲み物を二杯もってくるという出血大サービス付。
つらい。
起きていても、彼が席を横切るたびにウィンクをしてくるので、寝てやり過ごすことに。
今回運がいいことに席がガラガラだったので、隣の席を使って横になることもでき、快適な空の旅を過ごすつもりだったのだが。
目覚めると、先輩が寝不足の様子で
「なんか彼(言い寄ってくる男性CAのこと)、話しかけてきたんだけど笑」
とのこと。
どうやら私が寝ている姿を見つめながら、先輩に対して
「見てごらん、彼女は寝姿までも美しい、SLEEPING BEAUTY(眠り姫)だね☆」
と話しかけたり、なまめかしい溜息をついていたりしたらしい。
もうなんか激しいな笑
先輩に対しての申し訳なさもあったけれども、笑うしかなかった笑
あの時、彼と写真を撮っておけばよかったと激しく後悔。
あんな濃い<サービスは二度と受けられません。
<ラブストーリーは突然に @ニューヨーク>
ニューヨークに一人出張に出たときのこと、街中をぽくぽくと歩いていたのですが、進行方向50m先に作業している男性2人が目に入る。
そしてその内の一人、ボブサップみたいな人がいきなり声をかけてきた。
ここから英会話レッスンも兼ねて、会話を再現したいと思います。
ボブ Hi! Are you alone??? ハーイ、一人かい?
私 Yeah そうだよー
ボブ Do you have a boyfriend?? 彼氏いんの?
私 ? Nooo? いないよ?
ボブ Will you marry me? 結婚してくれない?
私 ()
なんだ?この三段論法みたいな会話。
初めて訪れたアメリカの土地で、まさかの初プロポーズを頂きました。
これはアメリカンドリームの一種なのだろうか。
ちなみにその後は、必殺・日本人の不気味芸「笑ってごまかす」で、突然舞い降りたラブストーリーに強制終止符をつけました。
いやーおかげさまで絶対にすべらない話のネタができました。ありがとう、ボブ。
そういえば、よくイタリア人やフランス人の男性からナンパされることが多いという話を聞きますが、上記のエピソードのように私はアメリカ人のほうから押せ押せな口説きを頂きます。
あ、でもイタリアのアリタリア航空を利用したときは、男性CAに声をかけられたな。
案外一人で海外を行動していても、ナンパに遭うことはありません。
そもそも日本でもクラブにはいかないし、あまり夜遊びは得意じゃありません。
上記のエピソードは私の人生の中でもベストof ベストで、友人たちは聞き飽きている話です。
ということで、知らない男性とのエピソードということでモテな話ではないのですが、もう一つお話します。
<メトロポリタン美術館で出会った優しいおじいちゃん>
上のエピソードとは別のニューヨーク出張のとき、めちゃくちゃ雪が降っておりましてね。
メトロポリタン美術館に行ったのですが、その美術館の広さと外の雪で体力を奪われて、入り口のホールで一休みをしていました。
すると白髪のおじいちゃんがちらちら私のほうを見てくる。
どうしたんだろう?と思いながら、目を合わせるとニコッとして話しかけてきた。
「もしかしたらあなたは何かを落としたかもしれないよ」
スピリチュアルなお告げかしら?
と思ったら、現実のお話らしく、どうやら先ほど私がバッグの中の荷物をあさっていたときに、何かがバッグからこぼれでたらしい。
おじいちゃんはそれに気づき、私に教えてくれたのだ。
「あそこの床の模様があるらへんで落ちたから見に行ってごらんよ」
私は助言を有りがたく頂戴し、その、私がものを落としたらしい現場を見に行った。
そして私の目に写ったのはなんと。
私の鼻をかんだ後のティッシュだった。
※実際の写真ではありません。
ゴミ箱がなくて適当にバッグにつっこんだものが、どうやら何か荷物を取り出す際にひっかかって、一緒に出てきてしまったらしい。
そしてティッシュが白いがために、おじいちゃんの目にばっちり捉えられてしまったのだ。
恥ずかしさで顔を隠しながら、一人しゃがんでゴミを拾う私。
ただ一応お礼を言わなきゃと思い、おじいちゃんのほうを見たら
おじいちゃん、めっちゃこっちを見てる。微笑んでる。
近づいて、落し物があったこと、感謝の気持ちを伝えたところ、にこにこしたおじいちゃんからの質問。
「Something Precious?? (何か大事なものだったのかい?)」
んん???何を落としたんだい? おじいちゃんに見せてくれよ。
ええ、日本を背負っての大恥という名のSomething Preciousを回収して参りました。
ちゃんちゃん♪
ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てようね!
ちなみに3つとも本気の実話です。
それでは。
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