おっさんアラサー女の欲まみれの戯言集

見た目はキラキラ女子、中身はおっさんのアラサー女のゆきびっちがアート以外のことを語るサブブログになります。

三回参拝するとアラサー女が〇〇になれる?!重力否定の黄金岩があるチャイティーヨー

こんにちは、ゆきびっちです。

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皆さんこの岩を見たことはありますか?

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こちら実はミャンマーにある仏教徒の巡礼地であり、ミャンマーの方々も一生には一度訪れたいという憧れの場所でもあります。
ということで今回はこのゴールデン・ロックで有名な、チャイティーヨーについてレポート致します。

 

<標高780mまでノンストップ 爆走トラックに乗る>

ゴールデン・ロックのあるチャイティーヨー寺院は標高1100mの高地にあり、ふもとの町キンプンから約1時間かけて標高780mまでトラックで登ります。

 

ええ、トラックです。
バスではありません。

 

こちら。

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荷台部分に金属の背もたれと長椅子風に椅子が設置されております。
昔は背もたれもなかったんだとか。

ぎっちりと人を詰めます。というか人が詰まらないと発車しません

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何故トラックか。
そのなぞは道を見ればとけます。

とある旅行サイトに掲載されていたイラスト図をお借りしました。

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ミャンマー旅行の楽しみ方 ~聖地チャイティーヨー(ゴールデンロック)編風の旅行社 | 風の旅行社 より借用

こんな感じ。

 

ヘアピンカーブ多すぎじゃない?
そしてこれカーブ中もなかなかの勾配なのよ?

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帰り道を撮りました。下り坂にエンジンブレーキのみでヘアピンカーブに挑む姿。

実はこの道、途中から一方通行になるという(道の幅が足りない問題ではなく、すれ違うことが危険な道となるとのこと)。

ということでタイヤとブレーキ関連の磨耗が激しいため、バスなどではスペックが追いつかないとのこと。(トラックでも1年に1回はメンテナンスに出さなければいけない磨耗っぷり)

 

乗車すると遠心力で振り回されます。しかし荷台がすし詰めになっているために、人同士がクッションになって、なんとかしのげるそうか、だからこんなに詰め込んだのか。

 

ということで約1時間揺れに揺れ、後ろの方のジュースがこぼれて私の背中に染み込むのを感じながら、ヤテタウン着。

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トラックは「ジェットコースターみたいだよ」と言われていましたが、案外命の危険を感じるまでではなかったです。残念。但し三半規管が脆い人は厳しいかもしれない。

 

<まさかの堂内で集団ピクニック??>

トラックから降りて、坂道をぐねぐねしながら寺院まで向かいます。

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先ほどミャンマーの方々が「一生に一度は訪れたいと思う寺院」とお伝えしましたが、その通り、周りには外国人観光客よりも地元の方々が多い

 

堂内に入ってみると皆さん寺院内でゴザ引いたりお弁当食べたり、なんかリラックスしている??

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出店ではない。全てミャンマー人のキャンプテント。

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というかピクニックしていません?

 

それには理由があります。
かなり辺鄙なところにこの寺院はあるため、地元の方でもここに訪れるのは結構な苦労。旅費の元を取るには泊りがけで来たいところ

ところで最近ミャンマー国内の最低賃金が制定されたらしいのですが、月収がアメリカドルで約120ドル
しかし寺院の近くに数軒ある宿の代金は部屋や宿にもよりますが、大体100ドル超え

ミャンマー人にとって目を剥くレベルです

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一回お参りしただけでは旅費代さえも元を取ることができない!とはいえ近くの宿には泊まれない!

ということで、結論:堂内で無料キャンプしちゃおう★となるわけです。

 

なかなか日本では、というか他の国でも想像できない光景が目の前に広がります。

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夕方にはミャンマー寺院恒例のライトアップがあるため、回転木馬や観覧車はないまでもちょっとした遊園地さながらの光景

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なかなか楽しいじゃないか、チャイティーヨー。

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外側から撮った寺院の写真。我々の感覚では寺院とは到底考えられない。まるで不夜城

 

そしてどうやら、このゴールデン・ロックは3回参拝すると願い事が叶うらしい!
また一説によると大金持ちになるらしい。くれー現金くれー。土地でもいいー。
ということで、今回はちょっとズルをして、昼、夜、明朝と3回参拝してきました。

 

 

<見せる顔が全く違う フォトジェニックなゴールデン・ロック>

ゴールデン・ロックの面白いところは、「落ちそうに見えて落ちない岩」ということ。
切り立った崖の上、しかもちょっと傾斜しているところに岩がちょこんと乗っているんですよね。

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確かに接地面積がおかしなことになっている。

伝説によると、仏陀の遺髪が岩の下にはあり、その法力でバランスを保っているんだとか。
心が濁っている人は「いやいや崖の上に棒があって、その上に岩が突き刺さってるんでしょ」とか言うかもしれませんが。
一応その説はとある権威者の研究によって灰に帰したらしいです。

 

この小さな仏塔が乗っている岩は花崗岩で、巡礼者による寄進によって金箔が貼られ、今もなおその輝きを失っていません。
なんていったって、この寄進具合ですからね

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巡礼者によって直接岩肌に金箔を貼り付けることもできますが、残念ながらこれも女性禁制。男性の方は思う存分財をはたいて貼ってきてください。

 

今回参拝したそれぞれのゴールデン・ロックの顔をご紹介します。

 まずはお昼の顔

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夕方~夜

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そして明朝3回目の参拝を果たし、小さな鐘にがっつりと願い事を託しました。
空が明るいのに、お月様の夜遊びが過ぎたのか、まだぽっかり出ていて幻想的な光景に。

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三十路の狂気する感じる願いですがね。ちなみに結婚相手となるようなパートナーは今現在おりません。

っしゃぁこれで私2016年大金持ち確定☆

さぁ冗談は置いといて。
実際に違う時間帯に黄金岩を訪れてみてどうだったかというと、かなりの大満足
行くまでは「とはいえ同じ岩でしょ」と思っていたのですが、岩の表情が違うだけでなく、ミャンマーの方々のお祈りの仕方も、空の表情も、場の空気も全く違います。
そして顔見知りができるわけではないけれども、同じ空間、時間を参拝者同志で共有するため国を越えた一体感が生まれます。朝の最後の参拝を終えての皆さんの清々しい顔は素敵でしたよ。
なので、せっかく長い時間をかけて訪れるのだから、皆さんも是非泊りがけでそれぞれの時間の寺院を楽しんでみてください。

 

実は今回でミャンマーの観光地の御紹介は最後になります。
長々と皆様お付き合い頂きありがとうございました。

ですが、肝心なミャンマーに訪れるためのイロハをまだお伝えしていないため、次回はミャンマーに旅行するための準備」を御紹介したいと思います。

それでは♪

 

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