水上のアミューズメントがいっぱい アラサー女もはしゃいだインレー湖
こんにちは、ゆきびっちです。
今回はインレー湖の周辺についてご紹介したいと思います。
インレー湖は、ヘーホー空港から車で約1時間のところにあるニャウンシェからボートで向かいます。
これがめっちゃ楽しい。そして向かい風で寒い。
インレー湖は平均標高884mの高地にある、表面積43.5平方キロメートルという縦長にでっかい湖。
湖固有の種がいることから、湖周辺は自然保護区にも指定されています。
移動途中現れる釣り集団。その名の通り、写真を撮るとチップを要求される。
インレー湖周辺の観光地はほぼ湖のほとり、もしくは水上にあるため、観光にはボートをチャーターします。
移動中、インレー湖内にある町の中も通るため、水上に立つ竹や木でできた高床式の民家も見られて、日本とは異なる文化に触れることができます。
なんだここは。
ここはインター・ヘリテージ・ハウス(Inthar Heritage House)といって、ニャウンシュエから一時間くらいのところにあるインレー湖の文化を伝える施設。
料理教室などもあるようですが、一番の注目はなんといっても純血のビルマ猫と遊べること!
どうやらミャンマー国内でも失われつつある純血のビルマ猫をここの施設が復活させたということで話題の施設らしい。
めっちゃ人懐っこいねこちゃんたち。
屋内と屋外それぞれ自由に行き来でき、フリーダムにねこちゃんたちの写真を撮れます。
特に抱っこは注意されていませんが、お外の土とかをまとっていたりするので、撫でてあげるくらいのほうがよさそう。※手洗い場は外にあるので、終わったら手を洗えます。
ちょっと身体が小さめなので、成猫でも愛らしい。
ちなみにどれくらい人懐っこいかというと、(写真に収められなかったのですが)外で身体を屈めてにゃんこを撮っていると背中に飛び乗ってくるくらい。
耳元でフスーフスーと鼻息が聞こえるくらい彼らから密着してくれます。うちのこたちでさえもやらないのに!!
拉致必須 ※できません。
1時間に30分だけと時間が区切られているので、注意してくださいね。
ここでランチも頂きましたが、トイレも綺麗ですしごはん美味しいし、休憩がてら立ち寄るのもおすすめです。
私が頂いた、たまねぎのかき揚げとシャン族の麺料理。うまし。
<ハトおばさんがあらわれた! ファウンドーウー・パゴダ>
ガイドブックで大きく取り上げられていたファウンドーウー・パゴダ。
ここの寺院の中央には、寄進用の金箔が貼られすぎてお団子みたいになっちゃった仏像が5体あります。
が、
この中央部は女性の立ち入り禁止。
カメラがセットされ、モニターからも拝観できます。
うーん。
そして見るところはここくらいなので、観光は10分くらいで終わる笑
そのせいか、外のハトおばさんがものすごくアグレッシブ。
ボートを降りる前からハトの餌を押し売りに来て、こっちが断るとハトを参道にめっちゃ飛ばしてきます。
屋根のある狭い参道に勢いよく突っ込んでくるハトたち(赤丸全て)。
まじでこわい。っつかこの画面の中で誰も避けている人がいないという不思議。
そして参道を越えた反対側にもハトおばさんBがいるから、往復でハトが襲来。
そんなデンジャラスでピジョンな寺院です。
<リアルジャングルクルーズ後の ラピュタ的インディン仏塔群 >
これまでボートは民家や水上の町を通ってきたのですが、インディン仏塔群は山裾にあるため川を上りながら向かいます。
そこがかなりジャングルクルーズ感満載。
鬱蒼とする森の中を走り、
途中水牛にも出会い、
人間の業に逆らった木に出会い、
やっとたどり着きます。
そして更に坂道を20分くらいかけて登っていくと
BGMが自然と「君をのせて」になるくらい、アンニュイな仏塔群が出てきます。
カックーの整然としたものとは違って、冒険心をくすぐられる感じ。
一応寺院を中心に新しい仏塔も立ってはいるのですが、
私は王道の観光コースを外れて思う存分荒廃した仏塔探しをしました。
以下、私のコレクションをご賞味あれ。
あのちーへいせーんー かーがーやくのはー
どこかにきぃみぃをー かくしているーかーらー
たくさんの灯ぃがー なつかしいのーはー
あのどれかひとつにー きみがいるーかーらー
さぁでーかけよーおー ひときーれーのパーンー
ナイフ ランプ かばーんにー つーめーこんでー
とーさーんがーのこしたー あつーいおーもーいー
かーさんがくれたー あのまなざぁしぃ
はい!
こんな風になるまで放っておくなんてこと、日本人にはできないでしょう!
皆キレイに直しちゃうでしょう、NIPPON。
なんでしょう、ラピュタみたいに人が造ったものに自然が降り立って生を育む様子は本当に心に突き刺さります。
そしてこれからも雨と風と土と太陽が時間をかけて築きあげていくのでしょう。
嗚呼来てよかった!!!
<ピューロランドに負けない僧侶とネコの絶妙ハーモニー ガーペー寺院>
御猫様再び。
ここにきて大分仏像も寺院も見飽きてしまったので、お口直し感覚で御猫様と戯れておりました。
しかし後で写真を見たら仏壇とか緻密な金細工が施されていてキレイなんですよね。どうやら仏像はシャン族独特のものらしくしなやかな身体と幼い顔つきが特徴らしいです。
めっちゃぶれとる。やる気のなさしか感じられない。
しかしそれでも御猫様。
子猫様もいらして可愛いんだ、また。
猫にも説法。
もう御戯れが過ぎますよ。
そして猫の尻を追い回していたら何故かミャンマー人観光客との記念撮影に加わることになりました。
なぜ?
インレー湖は、早めの時間帯に出たら一日で周りきることができます。
夕方はやはり灯がなくなるため、観光は日が落ちるまでと考えておいたほうがよさそうです。
また、乾季(10月~2月)が東南アジアのベストシーズンですが、その季節の名の通りほとんど雨が降りません。
そのため2月だとインレー湖の水がなくなって水位が下がるため、できれば10~12月くらいが観光にはおススメとのことです。
そして最後に。
悲しいかな、やっと会えた首長族(カレン族)が完全に観光資源化していたよ。。。
愛想笑いが場末のキャバクラ嬢みたい。
こうなってしまうと、観光で国に投資したほうがいいのか、固有の民俗を守ったほうがいいのか悩んでしまいますよね。。。
さて次回は最後の観光地、ゴールデンロックのあるチャイティーヨーをご案内します。
それでは♪
★現在お仕事募集中です。アート関連(それ以外でも!)の記事作成など承ります。★
お気軽にこちらまでお問い合わせくださいませ。yukivicher@gmail.com