今を生きるアラサーOLだからこそハマれる現実逃避系の少女漫画 5選
- こんにちは、ゆきびっちです。
前回兄貴がリアルに選別した少年漫画の名作をご紹介し、その最後に少女漫画版をやりたいって書いていましたが。
そういえば私、少女漫画あまり持ってないなと。
小学生の頃、りぼんとなかよしを両方買うというセレブなことを親から許されており、セーラームーン、姫ちゃんのリボン、赤ずきんチャチャ、天使なんかじゃないなどなど名作をリアルタイムで読んでいました。
が、多分単行本を買ってない。
むしろ単行本で買っていたのって、それこそこの前ご紹介したドラゴンボールとからんま1/2とか?ちびまるこちゃんは持っていたなぁ、というくらいの根っから少年漫画好き。
ということで、漫画喫茶通いが土日のライフワークになっている暇なアラサー女子が今だからこそハマる少女漫画(もしくは女性が描く漫画)をご紹介したいと思います。
ちなみに私もアラサーにフィーチャーした漫画も楽しんで読みますが、現実に自分の身の周りで起こっていることを改めて客観的に読み続けるのはちと辛いので今回は、現実逃避をキーワードに本を選んでみました。
<青春を取り戻せ 制服姿の女子たちのおバカ ラブストーリー>
LINE漫画で試し読みしてどーしても先の展開が気になって、漫画喫茶に駆け込み、BOOKOFFで全巻大人買いしたもの。
お話としては、天狗信仰のあるとある地域で天狗と人間の子供として生まれた主人公の秋姫が自分の持っている天狗のバカ力に悩みながらも、恋をしたり、友達と喧嘩したりして学校生活を送る青春ストーリーです。
さらっと書きましたが、ネタバレはしたくないので・・・ご勘弁ください。
何がいいって主人公の秋姫がめちゃくちゃ素直なのがいい。
高校時代にありがちな、自分勝手な思い込みや勘違いと、ちょっと考えが足りないおバカなところと、育ちつつある感性とを全部ぐちゃぐちゃにして体当たりしているところが本当に可愛らしい。
キュンキュンしまくって読み込める青春漫画です。
読み切り型の一冊です。まだデビューしたてなのかしら?
どうしても漫画が読みたいときにジャケ買いしたのだけれど、さらりと読めてしまった後に、本に出てくるおバカなキャラクターたちに会いたくなって何度も読んでしまう一冊。
主人公が毎回変わる読み切り型の話なので、一話だけ。
地元の高校に通う男の子、担任の産休に伴いやってきた臨時教師スーちゃんは彼の幼馴染のお姉さん。昔から好きだった人。
自分の想いを告げたいけれども、格好つけたい、彼女の前ではいち男でありたい、けど相手は大人でどうしても自分の考えを見透かされてしまう。
自分の男の部分とガキな部分をコントロールできない、高校生ならではの不器用な恋の物語で彼が出した決断とは。
この話の後でスーちゃんにフィーチャーされた小話も出てくるのですが、もうどちらの気持ちも分かってしまうアラサーな私は、「この時代に戻りたい」って無理な願いをお星さまに託してしまいます。
なんというか記憶の彼方に葬り去った10代の恋愛話なので、共感!とかではないのですが、結婚とかあらゆるしがらみを一旦置いといて、純粋な恋愛のモヤモヤキャッキャを楽しむにはちょうどいい漫画です。
近所か従妹の高校生の恋愛話を目を細めて聞いてるようなそんな精神状態にしてくれます。
ちなみにちょっと話が逸れますが、私がこういった漫画にはまる、すごくスポット的な要因がいくつかあります。
<私の好きな漫画の特徴>
① 出てくるギャルが高確率で良い奴
たまにオタクVSギャルのような構図が取られている漫画もありますが、ギャルが良い奴で出てくる漫画は良い漫画が多いです。独断と偏見ですが。
② 登場人物の枠外のセリフがあほすぎて好き
中高生ならではのギャグセンスが好きすぎます。私もこんなアホな会話を繰り広げていたなぁとほろりとします。
③ 格差社会なのか。メイン登場人物以外(モブ)の不細工感が好き
漫画なので、出てくる人物全員が同じ顔だったり大体イケメンだったり(漫画の世界では普通~不細工で通っている)しますが、
メインはイケメン、モブはリアルに普通~不細工な描き方をしているものが分かりやすくて好き。
<くるべきときがきたら思い出せ サバイバル漫画>
ストーリーはこんな感じ。
学者らの「世界滅亡」の予測を受け、政府が作り出したプロジェクト「7seeds」。それは最悪の事態を考え、選ばれた男女を生きたまま冷凍保存し、人類滅亡後にも人類を反映させようとする国家プロジェクトだった。
人類が生き延びられる環境になった地球に放出された7人×5グループの人間たち。何も分からないまま生き延びた彼らの未知の世界でのサバイバルが始まる。
この人の前作の漫画「BASARA」も好きなのですが、多分男性もハマることができるサバイバル系の漫画です。王道の少女漫画のタッチなのに、めちゃくちゃ面白い。
ちなみに私はこの影響からか最近、料理は女子力の一つではなく、サバイバル技術の一つだと思っております。身体に毒のないものを探して、身体が受け付けるように調理して食べられれば生きていける。はず。
かなり現実から切り離されたストーリー展開ですが、男性作家さんの描くリアルな欲望が描写される「自殺島」や「彼岸島」とは違って、良識のある(たまに変な)人たちが無法地帯に投げ込まれて生き延びようとする姿はある意味安心して読み込むことができます。
そういう意味では少女漫画なのかなと。
ファンタジー要素が多く、イケメーンも登場するためリアルな生活臭をまとったアラサー女子が現実逃避したいときにおススメな漫画です。アクション映画を見終わった後の清々しさに酷似。
この作品を見て、サバゲ―やらボルダリングやらにチャレンジし始めました。単純。
<アラサーだからこそ読みたい 良い意味で鈍くなったアラフォーの恋愛漫画>
どちらの作品も、酸いも甘いも全て経験して結婚を諦めた隠居系のアラフォー女子の最後の恋愛を描いた内容です。
なんというか恋愛に疲れたときに読むと段々と起死回生が図れる作品になります。
<姉の結婚>は、都会での恋愛に疲れてUターンした図書館司書の女性が、中学時代の同級生・元いじめられっこブサメン(イケメンなう)の純粋な恋心に振り回されてしまう話。
<おとこの一生>は、やっぱり都会での恋愛に疲れて祖母の住んでいた家に隠居を決め込んだ女性が、いきなり転がり込んできた祖母と不倫関係にあった初老の男性と同居生活を始めて、徐々に惹きこまれていく話。
さらっと書くとやっぱり漫画的ストーリー展開で、私はこの作品を読んで何に夢を見ているんだという話になりますが笑
こちらはどちらかというと私が共感したことに、ハマったポイントがあります。
- 主人公の女性が仕事にプライドをもっていること。
- アラサーとはまたちょっと違う価値観をもっていること。
- 主人公が恋愛で多くを経験しているからこそ、悩んで振り回されて夢見ている女性でいられること。
まだ私はアラサーなので、アラフォーの自分がどうなっているのかわかりません。
が、10代の将来を考えない刹那的な恋愛は記憶の彼方に消え、20代の結婚に夢見て燃える恋愛も終わろうとしていて、等身大の自分を受け入れようとする30代を迎えようとしている私は、奮闘している主人公がとても魅力的に映ります。
あんま根幹は今と変わらないんだろうなぁって思うからこそ笑
ただ今よりも(漫画の中の言葉を借りるのであれば)「抱える荷物が昔よりも多くなって」きて、様々なことに対して「鈍くなって」くることは楽しみです。
今はまだ色々感受性が尖っている分、様々なことを取捨選択しながらもそのまま受け止めてしまっていることが多いので。
もう少し緩く鈍くなりたいなぁと願います。
でも根幹はある程度乙女な部分を持っておかないと、今でさえ「中身はぷちおっさん」と言われているくらいなので、今後なんと表現されるか考えるだけで恐ろしい笑
全力投球な生活を送っている我々アラサーだからこそ、少しだけエンストさせてくれるような、そんな恋愛漫画です。
あ、でもそんな語るほどゆるりとした内容でもなく、不倫やドロリ系も多いのでハラハラしつつ楽しく読んでみてください笑
ああ、でもこんなセリフ言われてみたい。
しかしこのブログを書くのにかなりの時間を費やしました。
やっぱり少年漫画のほうがハマりやすいのかもしれない笑
今日もまた「ドリフターズ」の信長公の発狂っぷりに微笑みながら眠りにつきたいと思います。
その内またコッチ系のおススメ本を御紹介したいと思います。
それでは♪